近未来最先端軍事テクノロジー

[軍事遺伝子工学]

遺伝子工学解説

■[神の領域]
旧約聖書に登場する「創造主」=「神」は創世記の創造の七日間で天地創造、生命創造、
最後に人間創造を行い世界を創り上げたとしている。現在人類は高度に科学文明を発達
させ、最新の宇宙論では過去を変えてまで宇宙を創造し、近年発達著しいバイオテクノロ
ジーでは、生命の創造を実現し人間の創造まで手を付け様としている。人間が自ら人間を
創造したとき、人間が神になる時が、もうそこまで来ている。

■[バイオコンピューター]
20世紀、物理学の二大理論の一つ量子力学が生み出した半導体によって今日の世界の
あらゆる分野でコンピューターが利用され多大な恩恵を受けている。現代のコンピューター
はシリコンを利用した半導体でダイオードからトランジスタ、LSI(大規模集積回路)とマイク
ロエレクトロニクスを発展させていった。しかし、シリコンなどの微細加工技術が限界を向か
えたのが現状である。 現在では国・民間・軍事関係を含めてシリコンに代わる次世代の電
子回路素子として遺伝子工学のバイオチップが注目されている。DNA(デオキシリボ核酸)
は4つの塩基アデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T)からなるが、それぞれの
塩基が一対一で特定の塩基としか結びつかないという特性を利用し、バイオチップを高度
に集積しバイオコンピューターを形成する。 RSA公開暗号系の提案者の一人であるL・エ
イドルマン教授が一九九四年に発表した。

(ダイオード)
二極構造をもつ半導体部品で整流・検波・増幅の働きをもつ

(トランジスタ)
ゲルマニウムやシリコンなどの半導体を使った電子部品、増幅、発振、整流など真空管と
同じ働きをさせることができ、真空管に比べて小型で製造が容易で安価、耐熱消費電力
の面で優れている。

(IC・集積回路)
シリコンの単結晶基板上に部品と回路を集約させた半導体。シリコン単結晶を基板にして
その上に写真技術を応用し回路を写し込み、薬品などで回路以外の部分を削除する方法
(エッチング)で作られトランジスタと同じ大きさにもかかわらずその性能はトランジスタ100
0個分にも匹敵する。


(LSI・大規模集積回路)
ICをさらに発展させた半導体回路で製法はICと同じだが、金属蒸発膜に酸化ケイ素などの
絶縁体を加えて層状に重ねたもので、ICの1万個分に相当するといわれコンピューターの小
型化に成功している。



■[バイオチップ(生物化学素子)]
(バイオチップの概要)
現代のコンピューターがスーパーコンピューターにまで発展し超高速の演算処理能力を有
するが、人間の脳の様な情報処理には程遠く逆に人間特有の能力からは遠ざかっている
。人間の脳内では、コミュニケーション時相手の言動や感情を敏感に読み取って行動に生
かしたり直感的に物事を判断したり創造したりしているが、最新のコンピュータではこれら
の働きを要求する事は不可能である。結局は脳と違う物質で出来ているコンピューターは
いくら超並列に制作しても脳の情報処理能力に及ばないのである。そこで、人間の脳と同
じタンパク質に注目が集められ、分子レベルで特有のメカニズムによって全体として脳と同
じ活動を行えるのではないかと考えられている。 タンパク質はDNAに書かれた4つの塩
基からアミノ酸を指定しその連鎖によって合成される。つまりDNAはタンパク質を合成する
為の微細な設計図であり、これを利用し微細な集積回路を形成するのがバイオチップの基
本的な考えである。

(バイオチップの製造)
DNAの設計図によって生成されるタンパク質は三次元構造でシリコンの半導体より遥かに
微細な加工技術で複雑な回路を形成する事が可能となっている。10万分の1ミリというサイ
ズにタンパク質を集積させナノ・デバイスを実現している。 また、タンパク質は指定するアミノ
酸によって間違いなく生成し、自ら集まる性質があるので誤差が少ない為シリコンに代わる
次世代の全く新しい概念のデバイスとして注目されている。



■[バイオコンピューター]
これらのバイオチップを高度に集積させたバイオコンピューターは現在のスーパーコンピュー
ターの演算速度の100万倍、エネルギー消費量は1億分の1となると予想されるが、それに
は生物の脳内メカニズムを解明したソフト・ウェアの開発が必須となっている。バイオコンピュ
ーターは、脳の神経細胞と同じ伝達構造で情報処理能力を発揮し、前述した従来のコンピュ
ーターでは出来ない人間らしい判断力や思考、感情がが可能となる。また、従来のように容
量(メモリー)が減っていくのではなく学習能力によって情報処理速度が増大していく。


■[バイオコンピューターの軍事利用]
米国の国防省防衛高等研究計画局(DARPA)が中心になって国防予算を民間の研究所に
配分しバイオコンピューターの開発を現在行っている。開発にはDNAによるタンパク質合成
メカニズム及び暗号の解読、化学反応エラーの抑制、脳内&神経伝達回路メカニズムの解
明によるソフト・ウェアの開発等技術的困難が立ちはだかるが、将来的に開発に成功した暁
には、超小型高性能なコンピューターをあらゆる兵器に搭載する事が可能となる。 また従来
のコンピューターとは違う思考パターンを利用し新たな兵器の設計やシミュレーションにも利
用される事が期待されている。












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